一旦立ち止まって人生を振り返り五大要素に沿って書き出しまとめることで「現状」がよくわかります。
「理解」と「把握」をすると現状がわかり何をどのように考えていくのかが見えてきます。
そう言った意味合いでも終活は死に支度ではなくより良く生きるための行動ということがわかります。
そしてこれは高齢者だけでなく40歳を過ぎれば起こしたい行動でもあり自分自身が行うことで高齢の親を先導していけます。
要介護はもちろんのことながら要支援でも受けれる介護保険サービスもあります。
40歳以上64歳以下でも特定疾患が原因で認定を受ければ介護保険サービスを利用できますが認定基準などは市区町村により異なる場合もあます。
地域のケアマネージャーや社会福祉士などに最新情報を入手して制度や手続きなどを問い合わせてみましょう。
生命保険・損害保険など各種保険以外にもあらゆる契約書に至るまで家の中には書類が沢山眠っています。
証券証書や契約書が契約中(有効)なのか解約済(無効)なのかを確認しておかなければなりません。
契約中のものは内容を確認し更新したり見直したりしなければ有効的・機能的な保険として役立ちません。
財産に関わる(現金・預貯金・不動産・証券・借金など)全てが該当します。
遺言書作成や成年後見人など相続に関することは生前から把握し整備して明確にしておくことが重要です。
他界後に手をつけていては遅いことが多く、何をするにしても時間がかかる内容ばかりです。
何も手を付けていないことが「争い」の原因になります。
相続を争族にしないためにも早い段階から話し合っておきましょう。
長男が家に帰って跡を継ぐ。これまでの常識とされていたことが通用しない時代になっています。
距離的な問題と住宅間取り事情もありお墓・仏壇をどうするのかも大きな課題となってきます。
宗教宗派やお寺との関係、親交のある人など葬儀にも理解と把握が必要です。
また、永代供養や改葬など簡単にいかず苦労する場合も多くこれらもどのようにするか話合っておくことが大事です。
デジタル化の進行によりIDとPWがなければ解約・解除・退会などができないことはご存じでしょう。
近年においては何かの契約と一緒に加入させられているものが解約などで苦労したり、サブスクリプション(サブスク)など自動発送されるものを止められなかったり。
デジタル化やビジネススタイルの変化などで、生前に聞いておけば問題なかったことも亡くなってからでは底なし沼に陥ることも珍しくありません。
これら終活五大要素を書き留めたものがエンディングノートの一部になります。
年老いた親にやらせるのではなく一緒にやっていくことが大切だということがお分かり頂けたのではないしょうか。